★Freeway★c1931-1933 パラゴン「手描きの青い花L353」。レアなシェイプに単純極まりない手描きの花。「花の名陶」を象徴する名作トリオ。

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      2024-06-07 02:15:14 (Japan Time)
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    Item Description


    c1931-1933 Paragon “L353”


    パラゴン
    「手描きの青い花」L353


    1931-33年作のレア版「L353」

    最もパラゴンらしい味わい

    薄い顔料で完璧な水彩風に

    若い歴史だが英王室に愛される

    これは複雑な形状のハンドメイド・カップ


    ★送料は全国無料。クロネコヤマト便でお送りします。
    ★常時50点以上を出品中。まだ少数ですがフィギュリンも出品中(アンティーク、コレクション > 工芸品 > 陶芸 > 西洋陶磁 > ロイヤル・ドルトン)
    ★込み入ったご質問やお問い合わせは次のアドレスへメールしてください。(freeway@deluxe.ocn.ne.jp)


     英陶「パラゴン」(Paragon)が1931年から1933年の間に製作・販売したオール・ハンドペイントの「手描きの青い花」トリオです。題は取り寄せ先の英国の骨董商が名付けたもの。見たとおりですが、パターンナンバーがカップのバックスタンプ近くに赤で手書きされていて、「L353」とあって、これが正式名称。
     製作時期は添付写真の文字のバックスタンプから。同時期に、少し前の「スター・チャイナ」の星マークのものから3種の「文字のみ」マークが時期を重ねて使われています。
     注意してこの同時期のマークを比べてみると、この文字マークのみにHandpaintedという文字が大きく表記されています。この文字マークの後に、獅子が向かい合った1対、2対の見慣れたマークが登場します。
    推測ですが、このあたりの時期から、「ハンドペイント」と断る必要が発生した。アール・デコの1930年代から「転写」(下描きのラインを焼き込んでそれに沿って色を塗る)の製品が多くなってきます。
     それと従来の下絵なしのフル・ハンドペイントを区別しようという動きが英陶で現れた。ウェッジウッドのバックスタンプでも、同じ「黒壺」でもレタリングによって、我々が判定することがあります。但し、わざわざ断り書きマークを作ってはいますが、同じ時期の別マークは転写も混じった可能性がありますが、これら以前の星マークからその前はハンドペイントであった(それしかなかった)と考えるべきでしょう。
     パラゴンでフル・ハンドペイントがいいと拘る方あれば、これを参考にしてください。

     そういう理屈を考えずとも、このL353は明らかなフル・ハンドペイントです。これだけ薄いと、下描きの線は塗りつぶせません。パラゴンのような「こどもが描いたような」素朴に見える手描きの花は、素朴さにおいてパラゴンがダントツ。対抗馬は手描き時代のロイヤル・アルバートでしょうか。クラウン・チャイナの文字が続く時代のアルバート。
     しかしロイヤル・アルバートの場合は花を小さく可愛く描きますが、これほど薄い色は使わないし、こういう水彩そのもののようなグラデーションも見られない。きちっと元気な小花を描く。

     この後の転写中心の時代になっても、このトリオのような大柄の花のハンドペイントがパラゴンでは登場します。それも特色あるシェイプで高級カップとして登場することが目立つ。つまり、そういう手描き製品は、これと同じ作家が自ら筆を執って絵付けしたものではないか。
     パラゴンには他にもデザイナー的作家はいたかも知れません。しかし窯の規模からして、この代表的作家が殆どの製品のデザインをしたのではないでしょうか。パラゴンには極楽用の絵柄がとうじょうしますが、あれは別の作家でしょう。細身のとても美しい極楽鳥で、ドルトンの鳥の作家を凌ぐ力を感じます。

     こういうトリオを見て出品者が何時も小さな希望を抱くのは、例えばこのL353がパラゴンを背負う代表的アーチストが自ら描いた可能性を感じるからです。こういう絵は、手練れの絵付けの職工にも任せられない。そういった「難しさ」があったのではと想像します。
     手描き時代とはいえ、アーチストが数百のセットを描くのは大変。しかし何時の時代もアーチストやらデザイナーなる人達は「作品」に対するこだわりは深く。大事なところでは到底、人任せにはできない。だからこういう作は自分で描いたに違いない。
     出品者はウェッジウッドで転写を本格化させ、3人の作家で膨大なパターンを作って人気を得、ウェッジウッドが世界一のブランドに成長する基礎を築いたアーチストでデザイナーのヴィクター・スキレーンのことをよく書きます。
     彼は1950年以降、デザイナーとして活躍しますが、戦 前美術学校に通いながら手描きの「郭公」「チャイニーズフラワー」「グループ」「ダマシカ」等の手描き作品を多分、一人で絵付けしています。やれるところは職工に手伝ってもらっただろうと思いたいところですが、彼はその当時ウェッジウッドの職員の中で最も若いアーチスト見習いの立場でした。責任者に才能を見出され、抜擢された身です。多分自力でやり遂げた。
     スキレーンに比べれば。ああいう馬鹿げたほどの働きぶりからすれば、このパラゴンの作家だってやるだろう。この自分の花の絵にパラゴンの命運がかかっている。やらんわけもない。

     手描きの魅力はそういうところにあります。作家本人が納得いくように自分で絵筆をふるった可能性が高い。そういう場合がありそうだ。あのクラリス・クリフにしたってそうです。ウィルキンソンという小規模な窯で才能を見出され、クラリスの名を冠したスタジオを与えられた。少数の女性の職工はいたでしょう。
     しかし、あの写真のクラリスの顔を思い起こしてください。あの人。助手に絵筆を持たせるでしょうか。そんなヤワな顔してません。頂点を迎え、「クロッカス」を大量生産するその前までは、彼女の名が付いた製品の多くはクラリスによる手描きではないかという期待を抱いています。
     そういう想像をしつつ手にするのが。ハンドペイントのカップを鑑賞する楽しいところでもあります。

     長くは出品してなかったので覚えている方は少ないかも知れません。このカップのシェイプは、先に出品した「1913年製 3色のポピーF1955」と同じものです。この出品時にF1955はシェリーの「Tall Tree & Sunrise」などシェリーのスタート時からの中心的「陰付け作家」の作であったと解説しました。この作家がシェリーに移行した。
     パラゴンがこの作家を雇おうとしていたかどうかは分かりませんが、今のL353とは全く別種の手描きのポピーだった。そして今書かねばならぬのは、些細なことではありましょうが、この複雑なカップのシェイプは、シェリーに行ったあの人がデザインしたものであったろう。
     取り寄せ先の骨董商は、短い説明の中で「カップは。ハンドクラフトである」と強調しています。普通はカップの型枠に柔いボーンチャイナを流し込み、固まってから枠から取り出す。こうした複雑でしかもキレキレのラインのカップはそうした単純な作業で形成できるわけがない。これは何等かの手作業を重ねて作ったものだとこの骨董商は言いたいんでしょう。出品者はそうした作業は全く分かりませんが、同意します。型枠一発で作れるものではないのは確かである。
     現代の磁器作家の中では、手捻りの味に拘って、ロクロでカップを作る人だっています。
     このカップはとても薄く軽いのですが、これを大量に形成するにはそれだけの技術がなければ。何しろこの作家は、屏風仕立ての「クィーン・アン」シェイプをシェリーでデザインして作らせています。大いなる拘りが、実はパラゴンを困らせた。だからシェリーが引き抜いた―そういう事情を産んだカップだとしたら面白い。
     出品者はこの2種のカップ以外にこのシェイプのものを見たことがない。パラゴンを背負うことになったL353の作家が、このカップのいきさつを聞いて「一度だけ」ということで使ってみたか。妄想を広げすぎでしょうか。

     このトリオのサイズは次の通り。
     カップの高さ6.5cm、口径8cm。スクエアなソーサーとサイドプレートは、縦横それぞれ12cmと16cm。スレなど無いパーフェクトな骨董品。

    Paragon
     Paragon China Companyは、スターチャイナ・カンパニーとして知られていたストーク・オン・トレントの ロングトンに拠点を置く、1919年から1960年にかけてのイギリスのボーンチャイナメーカー。最近ではロイヤル・ドルトングループの一部です。
     パラゴンは高品質の茶器や食器を生産することに注目され、 英国王室のいくつかのメンバーによって任命されたロイヤルワラントが与えられました。

     スター・チャイナの会社は、1919年まで取引されていたハーバート・エインズレー(Aynsley Chinaの創業者の孫)と1919年までの間、商業名としてパラゴンを使用して、1897年に設立されました。1919年、Aynsleyの退職後会社名はParagon China Company Limitedに変更されました。 アーヴィングの2人の息子は、その後、事業の取締役に就任しました。
     初期の歴史において、同社はオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカに輸出している茶と朝食用品を製造していました。しかし、1930年代、パラゴンは、米国を含む市場とディナーウェアなど製品の範囲を拡大しました。
     また、現時点では、電気キルンを設置して無煙の工場を建設する方向に移りました。
     1960年代には、TC Wildがしばらくの間所有していた同社が数回手を変え、その後Allied English Potteriesの一部を構成し、Royal Doultonに加わりました。
     Paragonの名前は、主に伝統的な花のパターンに基づいたデザインで保持されています。残念なことに初期のParagon模様の本は失われていると思われますが、ロイヤル記念のデザインは依然としてコレクターによって求められています。
    王室御用達(Royal Warrant)
    1926年 - ヨーク公爵夫人 ( エリザベス・ボウズ・リヨン夫人)がエリザベス妃(現在エリザベス女王2世)の保育園へ納入するように磁器を委託した。
     このパターンは "喜びのための2"として知られています。 悲しみのための1つの韻、「魔法の」「喜びの」2つ、プリンセス・エリザベスの命名で2つの狼狽が見られたという伝説です。
    1930年 - ヨーク公爵夫人は、マーガレット・ローズ妃 (後のプリンセス・マーガレット、スノードン伯爵夫人 )の誕生を記念して紅茶サービスを依頼した。 このパターンにはまた、2羽の鳥があり、 マゲライトとバラの花のデザインもあり、その名前はプリンセスの名前です。
    1937年 - ジョージ6世とエリザベス女王が戴冠式の際に王室令状を与える
    1938年 - エリザベス女王(将来の女王マザー)は、召命令を与える
    1953年 - エリザベス2世は召命令を与える

    ほかにもたくさん出品しています。ぜひご覧ください。


    + + + この商品説明は オークションプレートメーカー2 で作成しました  + + +
    No.108.001.002

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