書籍●木と鉄の調和美-和箪笥/仙台.岩谷堂.佐渡.酒田.庄内.米沢.他/船箪笥.車箪笥.階段箪笥.他/時代箪笥 ●鍵と錠-安芸錠.土佐錠.阿波錠.他

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    • Auction ID
      j1140978065
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    Item Description




    ー”画像-1の部分”ー

    ●●「阿波錠のカラクリ」・・・●●

     




    ー”画像-1の部分”ー

    ●●「和錠の産地別特色」・・・●●

    ●安芸錠・(広島)・・・●  ●土佐錠・(高知)・・・●  ●阿波錠・(徳島)・・・●

    ●●「和錠の内部構造」・・・●●

     




    ー”画像-1の部分”ー

    ●●「富の象徴」ー工夫を凝らした蔵戸の錠前・・・●●

    ●鯛を釣る恵比寿様の図・(秋田)      。
    ●丸に梅鉢紋入・(秋田)          。
    ●鶏図・「銘」・二本松住菊地菊太郎作(福島)。
    ●宝船と打ち出の小槌図           。

    ●●「干支を象った形象錠」・・・●●

     




    ー”画像-1の部分”ー

    ●●「ドイツ製の銀行錠」・・・●●

    ●●「中国発祥の海老錠」・・・●●

     




    ●●「和箪笥の誕生」ー箱から抽斗へ・・・●●

    ●車長持・・・●   ●武家長持・・・●   ●車箪笥・・・●

    ●●「和たんす鑑賞の予備知識」・・・●●

     




    ー”追加画像-5の部分”ー

    ●●「和たんす鑑賞の予備知識」・・・●●

    ●丸太から板を切り出す方法・・・●   ●漆の種類と塗りの技法・・・●   ●引手金具の形と名称・・・●

     




    ー”追加画像-5の部分”ー

    ●●「和たんす鑑賞の予備知識」・・・●●

    ●箪笥各部の名称・・・●     ●金具各部の名称・・・●

     

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    ■■書籍■■  ■■『古美術名品―集』・34号■■  ■■『木と鉄の調和美・和たんす』―「和箪笥の誕生・(箱から抽斗へ)」―車長持/武家長持/車箪笥―「和箪笥・鑑賞の予備知識」―箪笥各部の名称/金具各部の名称/丸太から板を切り出す方法/漆の種類と塗りの技法/引手金具の形と名称―「用途別・和箪笥の多彩」―衣装箪笥/階段箪笥/江戸時代の帳場風景/薬箪笥/行商箪笥/髪結箪笥/帳場箪笥/刀箪笥/水屋箪笥―「海運の発達と船箪笥」―酒田・懸硯/佐渡・帳箱―「船箪笥の産地」―小木・懸硯/小木・帳箱/酒田・帳箱/佐渡・知工箪笥―「仙台箪笥」―「地方色豊かな箪笥」―庄内箪笥・(酒田・鶴岡)/米沢箪笥/佐渡箪笥・(八幡・小木)/村上箪笥/見附箪笥/岩谷堂箪笥・(奥州)/松本箪笥■■  ■■『鍵と錠』―和錠産地別の特色―安芸錠/土佐錠/阿波錠―カラクリ錠■■  ■■骨董の値段がわかる・価格情報■■  ■■以下詳細をご覧下さい!!■■




    ■■『書籍』・・・■■



    ●●『集』・・・●●

    ―”第34号”―

      ◆集出版社。



    ―”特集・壱”―

    ■■『木と鉄の調和美・和たんす』・・・■■



    ●「表紙より」・・・●

    ―”特集・壱”―

      ◆木と鉄の調和美・『和たんす』。

       ★杢目の波紋のような流麗さ、漆塗のつややかな
        照りと重厚かつ繊細な鉄金具との調和美・「和
        箪笥」・に融合された、木と鉄の匠の技を探訪
        する。

    ―”特集・弐”―

      ◆山岸コレクション・『鍵と錠』。

    ―”特集・参”―

      ◆特別インタビュー・『草木と生きる』・草木染・
       山崎青樹。



    ■発行日=2007年9月。
    ■発行所=株式会社・集出版社。
    ■サイズ=18×25.5×1.5cm。
    ■状態=美品。
      ●表紙に・キズ・ヤケが有ります。
      ●本誌内に・多少の・ヤケが見えますが
      ●大きなダメージは・無く
      ●年代的には・良い状態に思います。



    ◆◆注意・・・◆◆

     ★発行日より・経年を経て下ります。
      コンディションに係らず・古書で有る事を
      充分に御理解の上・御入札下さい。

     ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!!



    ●全・196頁・・・!!



    ●特集①・「和箪笥―木と鉄の調和美」。

    **”(11頁)”**

    ―”協力”―

      ◆かやぶきの郷・薬師温泉・旅籠/箪笥金具職人・
       野崎正明/財団法人・家具の博物館/加賀市・北
       前船の里資料館/東京都立中央図書館/時代箪笥
       ・「和合」・和合和彦/ギャラリー志摩・陶山治
       /ほその書店・細野敏雄。

    ―”参考文献”―

      ◆『箪笥』・小泉和子。
                   ・(法政大学出版局)。

      ◆『和箪笥百選』。
               ・(家具の博物館収蔵品図録)。

      ◆緑青11・『和箪笥―木と鉄の感触』。
                   ・(マリア書房)。

      ◆緑青21・『時代箪笥―地域別特色と分類』。
                   ・(マリア書房)。

      ◆別冊太陽137・『和家具』。
                   ・(平凡社)。



    ●特集②・「鍵と錠」。

    **”(2頁)”**

    ―”協力”―

      ◆山岸賢司/群馬県立歴史博物館。

    ―”参考文献”―

      ◆『和錠と宝尽し図鑑』・加藤早苗。



    ●特集③・草木染作家・山崎青樹・Interview
        ・「草木と生きる」。

    **”(2頁)”**

    ―”協力”―

      ◆草木屋/高崎市染料植物園。

    ―”参考文献”―

      ◆『草木染―色を極めて五十年』。
                   ・山崎青樹。
                   ・(美術出版社)。

      ◆『古代染色二千年の謎とその秘訣』。
                   ・山崎青樹。
                   ・(美術出版社)。

      ◆『続・草木染―染料植物図鑑』。
                   ・山崎青樹。
                   ・(美術出版社)。

      ◆『再刊・生活美学雑誌・月明』。
                   ・山崎青樹。



    ●各項目と・各品に、解説が有ります・・・!!



    ●歴史のインテリア・骨董の値段がわかる・全国有名骨
     董店の・最新・価格情報掲載!

      ◆専門誌では有りません・骨董誌の巻頭特集です。

      ◆掲載の骨董店では・「和箪笥」・も多数掲載され
       て下ります。



    ●蒐集・資料などの参考に・・・!!



    ●探されていた方は・この機会に・・・!!



    ●以下・詳細をご覧ください・・・!!

      ◆掲載案内は・抜粋して下ります。

      ◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。

      ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。



    ●掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。



    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
    ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



    ―”特集・壱”―

    ■■『木と鉄の調和美・和たんす』・・・■■

    ★木と鉄、そして漆。
     それらは古代より、日本の文化を根底から支えた三大
     物質だといえる。
     豊かな植生と天然漆に恵まれた日本では、太古より樹
     木と漆の活用技術を連綿と育み続け。
     世界太古の木造建築・「法隆寺」・をはじめ、精緻な
     蒔絵工芸品など、幾多の文化遺産を残してきた。
     そして鉄。
     鉄鉱石の産出が少ない我が国は、砂鉄と木炭を利用し
     た独創的な製鉄法・「たたら製鉄」・を編み出し・「
     ケラ」・と呼ばれる比類ない高純度の鉄塊とそれを鍛
     造する技術から、世界に誇る日本刀の輝きを生み出し
     た。
     もともと鉄の製造そのもので、緊密に関係し合った木
     と鉄。
     それらが、江戸時代半ばから、明治・大正にかけて庶
     民の求めから発展した・「和箪笥」・の中で独特のハ
     ーモニーを奏でてゆく。
     杢目の波紋のような流麗さ、漆塗のつややかな照りと
     、重厚かつ繊細な鉄金具との調和美。
     「和箪笥」・に融合された、木と鉄の匠の技を探訪す
     る。


    ●●『和箪笥の誕生』・・・●●

    ―”箱から抽斗へ”―

      ◆車長持。
                   ・総欅。
                   ・車は栗材。
                   ・米沢産。
                   ・江戸中期~後期。

      ◆武家長持。
                   ・総桐。
                   ・産地不明。
                   ・江戸時代。

      ◆車箪笥。
                   ・総欅。
                   ・産地不明。
                   ・江戸後期~明治。



    ●●『和箪笥・鑑賞の予備知識』・・・●●


    ●「箪笥各部の名称」・・・●

    **”22箇所”**

      ★1・天井板。

      ★2・引き戸。

      ★3・小抽斗。

      ★4・盆。

      ★5・棚板。

      ★6・両開き・(観音開き)。

      ★7・端喰。

      ★8・抽斗。

      ★9・裏板。

      ★10・地板。

      ★11・片開き戸。

      ★12・仕切板。

      ★13・定規縁。

      ★14・側板・(帆立)。

      ★15・閂。

      ★16・台輪。

      ★17・横脚。

      ★18・前脚。

      ★19・先側・(先板)。

      ★20・底板。

      ★21・奥行・(入側)。

      ★22・前板。


    ●「金具各部の名称」・・・●

    **”22箇所”**

      ★1・帯金具。

      ★2・差込錠。

      ★3・座金。

      ★4・引手。

      ★5・隅金具。

      ★6・あたり鋲。

      ★7・錠前。

      ★8・縁金具。

      ★9・環。

      ★10・棹通し。

      ★11・通し座金。

      ★12・持送り。

      ★13・定紋。

      ★14・蝶番。

      ★15・屋号。

      ★16・合板目・(板目)。

      ★17・空錠。

      ★18・鎹。

      ★19・菊座。

      ★20・座金付鍵穴。

      ★21・鋲。

      ★22・手掛錠。


    ●「丸太から板を切り出す方法」・・・●

      ◆柾目。

      ◆板目。


    ●「漆の種類と塗りの技法」・・・●

      ◆春慶塗。

      ◆木地蝋塗。

      ◆摺漆塗。


    ●「引手金具の形と名称」・・・●

      ★1・角手。

      ★2・蕨手。

      ★3・木瓜。

      ★4・蛭手。

      ★5・軍配。

      ★6・環。

      ★7・変り形。



    ●●『用途別・和箪笥の多彩』・・・●●


    ●「衣装箪笥」・・・●

      ◆衣装箪笥。
                   ・前欅。
                   ・船底形引手。
                   ・仙台産。
                   ・明治中期。


    ●「階段箪笥」・・・●

      ◆階段箪笥。
                   ・総欅。
                   ・角手。
                   ・庄内地方。
                   ・明治時代。


    ●「江戸時代の帳場風景」・・・●

      ◆佐渡船箪笥。

      ◆帳場箪笥。

      ◆帳場箪笥。

      ◆銭箱。


    ●「薬箪笥」・・・●

      ◆薬箪笥。
                   ・環と蕨手。
                   ・産地不明。
                   ・江戸~明治。


    ●「行商箪笥」・・・●

      ◆行商箪笥。
                   ・真鍮金具。
                   ・産地不明。
                   ・明治時代。

      ◆行商箪笥。
                   ・前欅。
                   ・角手。
                   ・産地不明。
                   ・明治中期。


    ●「髪結箪笥」・・・●

      ◆髪結箪笥。
                   ・黒漆。
                   ・真鍮金具・角手。
                   ・京都産。
                   ・江戸~明治。


    ●「帳場箪笥」・・・●

      ◆帳場箪笥。
                   ・総欅。
                   ・蛭手。
                   ・米沢産。
                   ・明治後期。


    ●「刀箪笥」・・・●

      ◆刀箪笥。
                   ・総合桐。
                   ・蕨手。
                   ・産地不明。
                   ・江戸~明治。


    ●「水屋箪笥」・・・●

      ◆水屋箪笥。
                   ・蕨手。
                   ・近江地方産。
                   ・明治~大正。



    ●●『海運の発達と船箪笥』・・・●●

    ★江戸時代から明治・大正にかけて、大量物資の輸送は
     、千石船や弁財船と呼ばれた。
     大和型荷船が担っていた。
     大坂・江戸間を結んだ定期船は菱垣廻船・樽廻船と呼
     ばれ、日本海側では北前船が北海道から北陸・山陰・
     下関を回って瀬戸内海を大坂へと活躍した。
     それらの海運業のほとんどは民間の廻船問屋や船頭個
     人の運営で、運搬のみの運賃積と、商品を仕入れて運
     搬し販売する買積があり、菱垣・樽廻船は運賃船・北
     前船は買積だった。
     当然、買積の方が利潤は大きく、北前船の船主や船頭
     ・水夫・(船乗り)・は莫大な富を得た。
     彼らが私物として、貴重品や衣類を収納した箪笥が、
     今日・「船箪笥」・と呼ばれるもの。
     その工芸品としての美しさを見い出し・「船箪笥」・
     と名付けたのは、民芸運動を主導した柳宗悦だった。
     当時は貴重品類を納めるものを・「懸硯」・「帳箱」
     ・衣裳櫃を・「半櫃」・とよんだ。
     特に懸硯と帳箱は、船商人の経済力と信用の象徴とも
     なり、贅を尽くした特注品が生産された。

      ◆酒田・「懸硯」。
                   ・総欅。
                   ・明治初期。

      ◆佐渡・「帳箱」。
                   ・前欅・側・中は桐。
                   ・蕨手。
                   ・明治初期。



    ●●『船箪笥の産地』・・・●●

    ★船箪笥を最初に製造し始めたのは、定説ではないが、
     やはり大坂だったと思われる。
     江戸時代、大坂は全国最大の物資の集散地で、諸藩の
     蔵屋敷をはじめ廻船問屋も集中していた。
     当初、船箪笥は金庫としての、懸硯のみで、それでも
     陸上で使用していたものを流用していた。
     それが海運業の発達とともに各地に広まり、とりわけ
     日本海航路の北前船の盛況とともに、佐渡や小木や山
     形の酒田・福井の三国などで船頭専用の豪華なものが
     生産されてゆく。
     北前船の日和待ち・風待ちの寄港地として賑わい、船
     箪笥の特注品はもちろん、見込み生産も行なわれた。
     その他の産地としては、秋田の戸賀・新潟の村上・山
     形の加茂などが挙げられる。

      ◆小木・「懸硯」。
                   ・総欅。
                   ・江戸後期。

      ◆小木・「帳箱」。
                   ・前欅。
                   ・蕨手。
                   ・明治初期。

      ◆酒田・「帳箱」。
                   ・前欅。
                   ・角手。
                   ・明治初期~中期。

      ◆酒田・「帳箱」。
                   ・前欅。
                   ・角手。
                   ・明治初期。

      ◆佐渡・「知工箪笥」。
                   ・総欅。
                   ・角手。
                   ・明治時代。

      ★船箪笥は海に浮く!?

      ★船箪笥を解剖すると・・・。



    ●●『仙台箪笥』・・・●●

    ★仙台箪笥は、羽織を折らずに、また刀を収納する男持
     ちの箪笥として、江戸末期に始まる。
     開口四尺、抽斗は四段で高さ三尺前後、貴重品を入れ
     る片開き戸が付くのが典型的で・「爺呂・(野郎)・
     箪笥」・と呼ばれた。
     最大の特徴は金具で、龍や鳳凰・唐獅子・牡丹などを
     打ち出して浮き上がらせた豪華なもの。
     前板は欅や栗材が多い。

      ◆衣装箪笥。
                   ・前欅.。
                   ・木瓜。
                   ・明治後期。

      ◆衣装箪笥。
                   ・前欅。
                   ・舟底形。
                   ・明治時代。

      ◆衣装箪笥。
                   ・前欅。
                   ・舟底形。
                   ・明治中期。

      ◆七尺箪笥。
                   ・前欅。
                   ・木瓜。
                   ・明治中期。

      ★仙台箪笥の金具製作工程・(15図)。


    ●●『地方色豊かな箪笥』・・・●●


    ―”山形県”―

    ●「庄内箪笥・(酒田・鶴岡)」・・・●

    ★現在の山形県酒田市と鶴岡市を中心とした庄内地方も
     、箪笥の地場産地として、豊かな地方色を生み出した。
     桐・杉・樅材など黒塗箪笥と拭き漆塗の欅箪笥の二種
     が有名で、ともに打ち出し金具が厚く凹凸に富み、
     また透かしなどを施して表情豊かな特徴を持っている。

      ◆手許箪笥。
                   ・総桐。
                   ・前黒漆塗。
                   ・蕨手。
                   ・明治中期。

      ◆手許箪笥。
                   ・総桐。
                   ・前黒漆塗。
                   ・蕨手。
                   ・明治後期。

      ◆衣装箪笥。
                   ・総桐。
                   ・角手。
                   ・明治中期。

      ◆衣装箪笥。
                   ・前欅。
                   ・側桐。
                   ・角手。
                   ・明治後期。



    ●「米沢箪笥」・・・●

    ★米沢は・「独眼竜」・こと伊達政宗の生地として知ら
     れる。
     江戸時代の藩主は上杉氏で、九代目の名君・鷹山のも
     と、織物業などの手工業が発達した。
     米沢箪笥の大きな特徴は丸形の錠前金具で、桜や揚羽
     蝶などを彫刻する。
     衣装箪笥では四丁引きで、小袖斗と片開き戸を上部右
     に設ける形が典型的。

      ◆衣装箪笥。
                   ・前欅。
                   ・木瓜。
                   ・明治後期。

      ◆衣装箪笥。
                   ・鏡板葉・側杉。
                   ・木瓜。
                   ・明治後期~大正。

      ◆車箪笥。
                   ・前欅。
                   ・蕨手。
                   ・明治中期。

      ◆車箪笥。
                   ・総欅。
                   ・蕨手。
                   ・明治初期。

      ★框組と舞良戸。


    ●「佐渡箪笥・(八幡・小木)」・・・●

    ―”八幡箪笥”―

    ★江戸中期に佐渡奉行の求めに応じて製作された・「物
     入れ」・が始まりとされ、後に嫁入り道具の一つとな
     った衣装箪笥などの島内の需要を一手に引き受けるよ
     うになった。
     前板は桐に漆塗りが多く、金具は小木箪笥に比べ薄手
     だが、大きく派手で、松竹梅や鶴亀、恵比寿や大黒な
     どめでたい図柄を透かし彫りにするのが特徴。

      ◆衣装箪笥・(八幡)。
                   ・総桐。
                   ・蕨手。
                   ・明治時代。


    ―”小木箪笥”―

    ★北前船の船頭が贔屓の芸者に贈るため、船箪笥職人に
     依頼して、衣装箪笥を造らせたのが始まりとされ・「
     芸者箪笥」・とも呼ばれた。
     前板には良質の欅を用い、丹念な拭き漆仕上げが見事。
     鉄金具は厚く大きく、雲形模様など曲線美を活かした
     抽象的な意匠が多い。

      ◆衣装箪笥・(小木)。
                   ・前欅。
                   ・角手。
                   ・明治時代。


    ●「村上箪笥」・・・●

    ★村上地方は平安時代から、天然の漆の生産地として知
     られ、十五世紀から始まる・「木彫堆朱」・で有名。
     江戸時代には村上藩の城下町として栄え、現在でも市
     中に武家町、商人町の面影が残る。
     明治期には、優れた木工技術を活かした優品を生産し
     た箪笥の産地でもあった。

      ◆帳場箪笥。
                   ・総欅。
                   ・角手。
                   ・江戸後期~明治初期。

    ●「見附箪笥」・・・●

    ★箪笥の産地として知られた長岡市の北に隣接し江戸時
     代より繊維業が栄えた見附市でも、明治期には箪笥が
     製造されており、知られざる名産地の策として、僅か
     ながら優品が残されている。

      ◆帳場箪笥。
                   ・総桐・角手。
                   ・明治中期。


    ―”岩手県”―

    ●「岩谷堂箪笥・(奥州)」・・・●

    ★現在の岩手県奥州市江刺区の岩谷堂は、平安末期に平
     泉文化を築いた奥州藤原氏の初代・清衡が、平泉に移
     る以前、約三十年にわたって本拠地とした地で、古く
     から木工や鋳金の伝統があった。
     箪笥の製造は江戸中期の天明年間・当時の岩谷堂城主
     が家臣に木工家具の製造と商品化を研究させたことに
     始まるとされる。
     明治に入り需要が高まると、欅や桐の良材に拭き漆塗
     りや木地呂塗りで鮮やかに木目を活かした塗りと、手
     打ちで浮き彫りにした手の込んだ優美な金具が人気を
     博し、東北各地に流通した。
     現在もその伝統を受け継ぎ、生産が続けられている。

      ◆車箪笥。
                   ・前欅・蕨手。
                   ・明治中期。

        ★漆塗りの丁寧さ、手打ちによって模様を浮き
         彫りにした金具の堅牢かつ優美なさま、側面
         に棹通しや持送り金具がないなど、岩屋堂箪
         笥の特徴を備えた典型例。


    ―”長野県”―

    ●「松本箪笥」・・・●

    ★信州松本では、古くからの木工技術を背景に、東北系
     の箪笥とは趣を異にする独特の雰囲気をもつ箪笥が生
     まれた。
     欅・楢・桐などの無垢を用いて、見えない所に伝統に
     優れた組手・接手技法を駆使しする。
     また、引手が分厚い角手のものに優品が見られ四角く
     大振りの錠前金具が力強さと重厚感を醸し出す。

      ◆帳場箪笥。
                   ・前槐・角手。
                   ・明治中期。



    ―”特集・弐”―

    ■■『山岸コレクション・「鍵と錠」』■■

    ★人間が食糧や財産を蓄積し始めた頃から、世界各地で
     鍵と錠の歴史は始まる。
     日本にも古くに中国から伝来したが・「和鍵」・が盛
     んに製造されるようになるのは江戸時代から。
     特に阿波産・(徳島)・のものは、複雑なカラクリと
     装飾に特徴がある。
     阿波国は古来より藍の産地で、特に元禄期頃から木綿
     が全国的に普及し始めると、染料としての藍の需要が
     急激に拡大した。
     それによって生産農家をはじめ加工業者・(藍師)・
     藍商人は財を成し、豪壮な蔵を建造してそれを堅牢な
     錠で守った。
     商品経済が著しく発達した江戸時代・「和錠」・は、
     土佐・(高知)・安芸・(広島)・因幡・(鳥取)・
     などでも多く製造され、豪農や豪商らの蔵戸に固く施
     錠され、富の象徴となってゆく。


    ●●『和錠の産地別の特色』・・・●●

    ★製造方法は鍛造により、パーツごとの融合には溶かし
     た銅を用いた。

    ―”日本独自のたたら製鉄”―

    ★鉄鉱石の少ない日本では・6世紀ころより・砂鉄と木
     炭を炉で燃やして反応させ・「ケラ」・と呼ばれる純
     度の高い鉄を生み出す・「たたら製鉄法」・が編み出
     された。
     「たたら」・とはその火力を強めるために使われた足
     踏み式の鞴・(ふいご)・のこと。
     そうして生産された和鋼の中でも・日本刀の素材とし
     て使用された良質のものは・「玉鋼」・と呼ばれた。
     和錠の4大産地として知られる阿波・土佐・安芸・因
     幡はまた・砂鉄の豊富な産地でもあった。


    ●「安芸錠」・(広島県)・・・●

    ★安芸錠は・「どんびき・(ひきがえる)・錠」・とも
     呼ばれ、鍵穴の部分が表裏とも球状に膨らんでいるの
     が特徴で、前面のみが膨らみ裏面は平らな因幡錠とは
     区別される。
     鍛造でずっしり重く頑丈なつくりになっている。

      ◆錠。


    ●「土佐錠」・(高知県)・・・●

    ★大型肉厚で重く頑強。
     鉄味のよさは抜群。
     土佐には優れた刀鍛冶が多く、素材も刃物用の玉鋼と
     いう高級品を用いた。
     前面に縦縞状の段差があるのが特徴。
     人気歌舞伎登場人物名から・「おそめ錠」・とも呼ば
     れた。

      ◆錠。

      ◆錠。


    ●「阿波錠」・(徳島県)・・・●

    ★大振りで肉厚、重量感があり、鉄味もよい。
     また複雑なカラクリ仕掛のものが多く、意匠にも遊び
     心があふれている。
     藩主・蜂須賀家が農具製造のために育成した鍛冶屋集
     団が技を振った。
     主に藩内のみで流通された。

      ◆錠・(月と兎のシルエットの飾り付)。

      ◆錠・(側面の鍵穴を現すために複雑な工程を経な
          ければならず、鍵穴も2つある。


    ●「阿波錠のカラクリ」・・・●

    **”3図”**

      ◆家紋をつまみ時計回りに回転させ、釘状の道具上
       の小穴に押し込む。

      ◆家紋の蓋を上にスライドさせると鍵穴が現れる。

      ◆鍵をさし込んで時計回りに二回転させると解錠で
       きる。


    ●「和錠の内部構造」・・・●

    **”4図”**

      ◆1・鍵穴に鍵を差して左回転させると鍵溝に板バ
         ネが挟まる。

      ◆2・回転させてゆくと開いていた板バネが閉じて
         止め金から外れる。

      ◆3・さらに回転させると板バネと閂を外側へと押
         し出して解錠する。


    ●『富の象徴―工夫を凝らした蔵戸の錠前』・・●

      ◆鯛を釣る恵比寿様の図。

      ◆丸に梅鉢紋入。

        ★家紋部分を時計回りに10度ほど回転させな
         がらスライドさせると扉が開き鍵穴が現れる。

      ◆鶏図・銘・「二本松住菊地菊太郎作」。

        ★在銘のものは珍しい。
         解錠用の鍵穴・(上)・と・施錠用の鍵穴・
         (下)・がある。
         福島県二本松は天保年間頃から和箪笥の産地
         としても知られる。

      ◆宝船と打ち出の小槌図。

        ★打ち出の小槌を回転させるともう一つの鍵穴
         が現れるが、こちらのはゼンマイを巻き上げ
         るためのもの。

        ★花紋をスライドさせるとそれと鍵穴が現れそ
         れと同時にベルがけたたましく鳴り始める。
         時計職人が考案したカラクリ錠で、明治時代
         に富山県で多く使用された。

        ★右図は錠前内部のゼンマイ式ベルの機構の略
         図。

      ◆中国発祥の・「海老錠」。

        ★金属製の錠は中国の漢王朝・(紀元前前20
         6年~)・の頃にすでに誕生しており・「U
         」・字に曲がった形状から・「海老錠」・と
         呼ばれている。
         鍵を差し込みスライドさせる簡単な構造でヨ
         ーロッパにもたちまち普及した。
         日本では七世紀中頃の遺跡とされる大阪府羽
         曳野市野々上遺跡から出土したものが最古の
         例とされる。
         奈良県の正倉院にも唐から伝来した・海老錠
         が収蔵されている。
         小型のものは倉庫や門扉などの建造物などに
         掛けられた。
         現在でも寺社や土蔵などで使用されている。

        ◆インド製の海老錠。

        ◆日本製の小型海老錠・(具足櫃の錠前)。

      ◆ドイツ製の銀行錠・(3図)。

        ★①・施錠された状態で中央の蓋を開け鍵を入
           れても回せない。
            そこで下部の取手に手を入れて下に引こ
           うとすると、

        ★②・のように鋭い刃が勢いよく落ちてくると
           いうカラクリ錠。
           銀行員たちは、取手の中に指を入れない
           よう縁をつまんで引き下げあらあじめ刃
           を落としてから、中央の蓋を開け、鍵で

        ★③・のように解錠した。
           もう一本の鍵状の道具は、下の穴に差し
           て回転させ、ゼンマイをを巻き上げて刃
           をしまい込むためのネジ。
           刃が急激に落ちるのは巻いたゼンマイが
           弾けるため。


      ◆十二支を象った形象錠。

      ★素材は主に真鍮で、産地は中国・朝鮮・東南アジ
       アと推定される。

        ★「子」・ねずみ形錠。

        ★「丑」・牛形錠。

        ★「寅」・虎形錠。

        ★「卯」・うさぎ形錠。

        ★「辰」・龍形錠。

        ★「巳」・蛇形錠。

        ★「午」・馬形錠。

        ★「未」・羊・(山羊)・形錠。

        ★「申」・猿形錠。

        ★「酉」・鶏・(鳳凰)・形錠。

        ★「戌」・犬形錠。

        ★「猪」・豚形錠。



    ■■特集参『特別インタビュー・草木と生きる』■■

    **”草木染・山崎青樹”**



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